キャッシングが原因の自殺はどうして起こるんでしょうか?

キャッシングが原因で自殺っていう話を以前よく耳にしました。私も借りているので人ごとではないんですが、どんな事情でそうなってしまうんでしょうか。

実は私も2回ほど延滞したことがあるんですが、返済できないからっていって、そこまで追いつめられるとは思えないんです。ひょっとして、延滞も長くなると取り立てが来るようなことがあるんでしょうか。

かつてはきつい取り立て行為によって追いつめられる方も居ました

キャッシングの借入額が膨らんでしまい、多重債務などで返済不能になった人が自殺するというニュースがよく報道されていたこともあったわね。以前は、総量規制もまだなく、返済能力以上の借入をしてしまう人も多かったの。また総量規制による制限だけでなくて、返済できない人への取り立て行為にも以前には規制がなかったのよ。

そのため、夜間や早朝に電話やファクスによる督促があったり、自宅や勤務先に取り立てがくるといったことも一部では行われていたの。また借りていた本人だけでなく、身内に連絡されてしまったり、近所にも知られてしまったりということもあって、その結果追い込まれてしまう人もいたのね。

今は法律によって過剰な取り立ては禁止されているので、延滞した場合にもそこまでの取り立て行為が行われることは絶対にないわ。もちろん、督促をしないということではないので、あくまでも法律の範囲内での電話や郵便による督促はあるわよ。でも、これで自殺まで追いつめられるということはないはず。

でも、これは正規の登録業者にだけ当てはまること。もしもこのような法律を守る気がない業者であれば、以前と変わらない取り立てはあるかもしれないの。やっぱり登録していない業者や、それが明確ではない業者では借りない方がいいわね。

法律の改正によって多重債務に陥る人は減ったと言われているけれど、一方で闇金に手を出す人は増えているとも言われているのを知ってる?実は総量規制で借りることができなくなった人の一部が、闇金に流れていると考えられるの。このような人達は、過剰な取り立てで追いつめられないとも限らないわね。

でも今は、以前のような闇金に代わって、ソフト闇金と言われる業者が出てきてると言われているの。これは、怖い系の闇金ではなく、人当たりのいいソフトな対応の闇金。金利は高いけど高額な貸付はしないのが特徴よ。追いつめずに回収する方向で地道に営業していて、じわじわと顧客が増えているんだって。クレジットカードの現金化など、このように「追いつめない闇金」「過剰な取り立てのない闇金」が増えてきているのが、現在の傾向のようよ。

キャッシングの返済ができなくても自殺する必要はない

キャッシングの返済ができなくなって、借金が膨らんでいき、もう一生返済はできないという状況になったからと言って、自殺する必要はありません。どうしようもなくなったときのために、日本には色々な債務整理の方法がありますから、これらを活用していくべきでしょう。借金の目に死ぬのは馬鹿らしいですから、色々な方法を知っておくべきでしょう。

借金を返済できなくなったときの最終手段が自己破産です。自己破産をすれば、生活に必要な最低限のもの意外は全て失うことになりますが、それと引き替えに借金がなくなります。あらゆる借金がなくなりますから、借金ゼロの状態から生活を開始することができます。ただ、自己破産は色々なデメリットがありますから、それ以外の方法で債務整理をすることも視野に入れて検討しましょう。

住宅ローンを返済中の人のためのものが個人民事再生です。個人民事再生では、住宅ローンを返済中の住宅はそのままにして、それ以外の借金を整理することができます。住宅ローンで住宅を購入した後にキャッシングを利用し、そしてキャッシングの借入金額が大きくなりすぎて返済ができないと言うときに適したものだと言えるでしょう。

それ以外にも任意整理という方法もあります。自己破産や個人民事再生は法的に定められた債務整理の方法ですが、そうではなくて債権者と相談して決めるというのが任意整理です。債権者が応じてくれないと任意整理は成立しません。応じてもらうことができれば将来利息をカットしてくれたり、あるいは債務を減額してくれたりしますから返済が楽になります。

このように、債務整理の方法には様々なものがあります。ですから、キャッシングの返済ができなくなったからといって自殺を考えるべきではありません。まずは法律の専門家に相談をするのが良いでしょう。無料相談を活用するのも良いですし、弁護士事務所や司法書士事務所に相談をするのが良いと考えられます。

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